ディーラーや自動車販売店に車を持ち込み、専門スタッフに作業を依頼するような一般的な車検に対し、運転者が運輸支局へ車を持ち込み車検を受けるシステムを、「ユーザー車検」と呼びます。自分で点検を行うことになるため車の知識や技術などが必要にはなってきますが、費用を抑えられるというのは魅力の1つでしょう。ユーザー車検にかかる費用とは具体的にどのぐらいで、どのような流れで車検自体は行われるのでしょうか。
ユーザー車検にかかる費用とは?
前提として、車検にかかる費用は「法定費用」と「整備費用」があります。ユーザー車検を行うことにより、一般的な車検よりも整備費用を安く済ませることが可能です。場合によりますが、だいたい5万円以下ほどで整備費用をまかなうことができるでしょう。さらに交換するべきパーツがない場合、整備費用のみで車検を受けることができるため、かなりお得ではあります。また法定費用については一定の金額であるため、車検の方法によって変わることはありません。
ユーザー車検にて点検する流れとは?
ユーザー車検にて点検を行う際は、「見た目に問題はないか」「スリップしていないか」「ブレーキ、スピードメーター、排気ガスなどに異常はないか」「ヘッドライトの向きは正常か」「書類と車両は同じものであるか」「エンジン、クラッチ、排気装置、燃料装置などに異常はないか」といった項目をチェックします。ちなみにユーザー点検を受けるにあたって必要な書類としては、「車検証」「点検整備記録簿」「自賠責保険省」「自動車税納税証明書」となるため、忘れずに準備しておきましょう。